初恋涙色

「え。何でだよ。いいじゃん、俺と帰ろうよ。」


瑠衣に断っているのに鈍感すぎてなんも気づいてくれない。


「だーかーら!あんたは、七海を送りなさいよ。七海と帰りなさいよ。幼馴染みなんだから!」


本当は、帰れるなら帰りたい。

寄り道もしたい。


でも、そんなこともう望んではいけない。


「俺が今日は、美月と帰りたいから美月と帰るの。
ずっとさけてさ、俺がなんかした?」


「……っ。」


言葉に詰まる。


気づかれてた。あたしが避けてること。