初恋涙色

「七海!お前、新学期からじゃないのか?」



「んー。早めに馴れておこうと思って。あとさ、お前って呼ぶなっつーの。」


なんでかな。嫌な予感がする。


宮原さんって瑠衣の前だとこんな風に笑うんだ。


瑠衣の笑顔もなんか、輝いてる気がする。




「あー。俺が用あるのはお前だよ。美月。今日一緒に帰ろうぜ。」



「へ?あたし!?」


急な展開で思わず変な声が出る。


「そうだけど。なに?とりあえず、帰りに下駄箱な。」


それだけ言って教室から出ていく。