「はぁ。」


窓側の席ってついてるのかついてないのかわかんないな。


透の隣だから嬉しいはずなのに……中庭が目に入っちゃう。


「そんな、苦しいかおしないでよ。私まで暗くなるじゃん。
早めに告白しとけってあんなに言ったのに。」

あたしのお弁当のなかから卵焼きをとって食べる。


「変わらないよ。透から見ればあたしなんて友達だよ。どうせ。」


彼女ができる前までは自惚れてたけど……そんなこと、


もうできない。




なんか、ばかみたい。