初恋涙色

まだ、帰ってきてないんだ……

隣の透の席は空いている。


いつまで、吉田さんとといちゃいちゃしてるつもり?


あたしが止める権利なんてないのはわかってるけど……


辛いんだもん。やっぱさ。


このまんまは、苦しい。


「あ!美月!帰り一緒に帰れるか?」

いつの間にか透が椅子に座っていた。


今日の帰りは……瑠衣と待ち合わせてるし……


それに、透には彼女がいるはずなのに……


「無理だよ。吉田さんに誤解されたらたまったもんじゃない。」


特に傷つけるつもりはなかったけど……透はどこか寂しそうな表情をしている。


「はぁ……帰ったらあんたの家に行くから。」


甘やかしすぎるのも








好きだからなんだよ……