初恋涙色

「あー。お帰り。屋上で食べてたの?」


教室に戻って席につくと栞が駆けつけてきた。

「うん。ごめんね。多分毎日こうなると思うから……」


あたしが申し訳なさそうに謝ると……

栞は腕を組んで考える。


なに、考えてるんだろ。

「うちも、屋上で食べようか?」

は、え?

それは、ちょっと……


「大丈夫‼それは!あたし、同情されたりするの苦手なんだよね。だから……ごめん。それに、今日も一緒に帰れない‼ごめんね!本当に!」


あたしは、栞にどれくらい嘘をつけばいいのかな。


栞が瑠衣のことを少しでもいいやつだって思う日は来ないのかな?