初恋涙色

錆びかけのドアを開いて瑠衣の姿を探す。


……いた。


どこを眺めてるの?君の眼には何が映っているの?


……気になってるなんておかしいよね。

「る、瑠衣……食べよ!」


くるっとあたしの方を振り向いて頷く瑠衣。


「お前、弁当?」

「うん。自分で作ってる。お母さんもお父さんも共働きだから。」


そう言うと瑠衣は爆笑した。

あ、あたし、なんか変なこと言った……かな?


「お前が……弁当!?アハハッ!冗談だろ!?アハハッアハッ」

は?え?なにこいつ。


むかつく。


「あんたねぇ!バカにすんなよ!」


そう言ってあたし特製の卵焼きを瑠衣の口のなかに放り込む。



「……うめぇ。」


ふっ……だろ。