「あー。偶然じゃん。おはよ。」

雪かぁなんて思ってるあたしに話しかけてきたのは……透だった。


「おはよ。寒いね。」


「あっれぇ!美月じゃん!おはよー!」


……は?なんで、瑠衣までいるわけ。


「朝からうるさい。耳障り。てか、なんでいるわけ。邪魔。」


かなり暴言を吐いてからいつも通り透の隣に行く。


怒ってるあたしをみて、透も少し笑ってるしさ……


どういうことよ!


みんなして、あたしをばかにするんだから!



「いいの?確か江川くんだっけ。友達じゃないの?」


「は、は?あんな奴が友達?こっちからごめんだわ!」


言ってから後悔する。あたしってば、可愛いげがない。


こんなとき、吉田さんなら何て言っただろう。


『えへへ!実は友達なんだ!』
とか!?

あー。なんか、ありそうだなって思っちゃう。