「へぇ!透くんも彼女出来たのねぇ!美月も作りなさいよぉ‼」


只今透とお母さんと夕飯を食べている途中。


「美月もさ黙ってればモテんのに勿体ないよな。」


透の一言にお母さんは完全に納得している。

いやいや、あたしは黙ったって変わんないからね?


「あー。でも、今日はなんか男と喋ってたよな!
誰だっけ……


あ!江川 瑠衣だっけ?」


ちょ、透!?


お母さんはその話に目をつけた。

もう、逃れられない。


「江川くんって前の家の?え!あの!?」


あのっていうほど人気なの?何?それとも、問題児?


「そうだよ。てか、話しただけだから。ごちそうさま。」


あたしは、そこで話を終わらせて自分の部屋に行く。








なんなの。透。あたしの彼女じゃないのにあたしのこと見てるし。頭おかしいんじゃない?


もー!最悪。


なんなのよ……