初恋涙色

「てか、何してたの?遅かったじゃん。」


「栞と女子会。」


「栞ってさっき、俺に怒ってたやつ?」


「そうだよ!あんた、遊んだんでしょ?」


「遊んだって……少し寝ただけな。」


なんてこと!いかがわしいにも程があるだろ!


これだから男子は!


……でも、やっぱ、透だけは違うんだよな。


優しくておおらかで綺麗に笑う。


慰めてくれるし。


「あー。今透のこと、思い出したな?俺といるのに」


さっきから、こいつなんなの?

うるさいんだけど。


「あー。ごめんなさいね。……ってさ、瑠衣って家こっち?」


「うん。すぐ、そこ。」


……え。あたしの向かいじゃん。