初恋涙色

放課後になって、あたしたちの帰り道はいつも透と栞とあたしの三人で帰っていたのに……


「ごめん。今日から一緒に帰れねぇわ。彼女と帰るから。」


わかってたけど。辛い。でもね?笑顔で見送らなきゃって思ったの。

「うん。行ってらっしゃい!イチャイチャしてこいよ!」


背中をバンッと叩いて見送る。


ここで、引き留めたら迷惑になる。


だから、あたしは、ここで、ここで……



こぼれ落ちそうな涙をぐっと堪える。


「そんなに、辛いなら奪えばいいのに。」


栞の言ってることも、正しいけどさ……


「好きな人の幸せが何よりじゃん。」


あたしは、こう思うの。