初恋涙色

優しい笑顔であたしに微笑みかけてきた。


この人、こんな笑顔もするの?


この笑顔に沢山の女が落ちていったの?


知りたい。知りたい。瑠衣のことが……。


「よろしく。」


適当に返したけど心の中では興味津々。


「なんで、泣いてたの?振られた?喧嘩?どうした。」


そうだ。あたし、泣いてたんだよね。

てか、デリカシーないな。泣いてたこと掘り返してくるなんて……


「あんたには、関係ないでしょ。あたし、戻るから。」


教室を出ようとしたとき……


ガシッと腕を捕まれた。

はぁ?何してくれてるわけ?


「なに。他になにかあんの?関係ないんだから教えないつもりだよ?」


「もう、友達だろ。」


どこか、切なそうに笑う君につい心を許してしまった。