初恋涙色

「うっし!行くかぁ!」


和樹くんの声でみんなの気持ちが引き締まる


いや、あたしは緊張と焦りで一杯なんだけどね。


なんか、胸の奥が突っかかる。


「バカ。ボーッとすんな。そこ、石。」


「へ?あ、ありがとう……。」


あたしたち、距離をおいているはずなのにダメだ。


あたし、瑠衣に夢中だ。


「瑠衣……話したいことあるんだけど」


「……俺はない。話したくない。」

「でも……あたしはある!あたしは話したい」


栞たちが見てる。


何事かとよってくる。


「瑠衣……あたしは瑠衣が好きなんだよ。」


「それなのに、他の男にキスされて拒まない。抱きつかれてもすぐに離れなかったのか。」


……!?そんなっ……それまで、知っているの?