初恋涙色

「たっだいまぁ!って、えぇ!?美月!?なんで、泣いてるの?」


ピカッとテントの中の電気がついた。


七海だ……。


「どうしよう……。あたし、最低なことしちゃったよぉ……。
瑠衣に、嫌われた……。」


ポロポロとこぼれ落ちた涙は止まらなくなり一気にあふれでてくる。


「ちょっと!何があったの?どうしたの!」



あたしは、七海に一部始終を話した。


「……陽太の気持ち気づかなかったの?
てか、あんたと陽太さ、さっき抱きついてたでしょ?
あれも、拒まないで……。悪いけど今回は美月が悪いからね?まぁ、元はと言えば陽太のせいだけど。」


そうだ。
さっきの抱きつかれたときもだ……。



もう、あたし何してんだろ。


「とりあえず、瑠衣とは距離を絶対においた方がいい。
それよりも、問題は陽太だよね。
さっき、なんか悔しがってた。」


すれ違ったの?




あたし、陽太に謝らなきゃいけないのに。


「あたし、陽太のところに行く!」


「は!?あんた、バカ!?ねぇ、あんたの彼氏は誰よ!あんたは、誰が好きなの!?」



「そんなの……瑠衣に決まってるじゃん!」


好きじゃない瑠衣と付き合うわけない。


……瑠衣はあたしを助けてくれたヒーローなんだもん。