昼休みの今だって、暁の周りにはたくさんの人が集まっている。 「おい、あの歌聞いたか?」 「おう!あの歌詞すげぇな、歌で泣いたの久しぶりかも」 「私が貸した本は?」 「あっ、あの本、まさかタイトルにそんな意味があったのか!って驚いた!」 「昨日の怖いテレビ見た?」 「うん…夜眠れなくなっちゃった…。真後ろにいるのは反則だってば!」 こんな風に、アンタはいったいいくつ引き出しがあるのってくらいに周りと話があっている。 アホだけど頭の回転はいいから、彼の話はつきることはない。