海色の恋、甘い時間

「うん、バカだね。
女の子が、どんなに不安か、どんなに痛い思いをするか、知らなかったんだね?」

「ああ……。

立花さんの話しを聞くまで、女の子がそこまでの恐怖心を持ってるなんて、知らなかった……。
そんなに痛みがあるなんて、知らなかった……。

好き合ってるなら当たり前の行為で、しかもお互いにいいことだと思ってたから。
一緒に乗り越えて、もっと仲良くなろうってそれくらいの気分だった。

どうして、待ってって言われたのか、どうして、うみが怖いからって言ったのかも、よく分からなかった」