海色の恋、甘い時間

「じゃあ、うみの親友の桃瀬さんに、本当のこと、ちゃんと言わないと、な」

「本当のこと……?
ちゃんと……?」

「ああ、俺の気持ち……。
最低って言われるかもだけど、聞いて」

「う、うん……」

1月の寒空の下、屋上は体が冷える。
本当は、もう校内に戻りたいけど、ここで話しの腰は折れない。

ちゃんと、黄原君の話しを、聞くんだ。