海色の恋、甘い時間

「なんでココアとクリームパンなんだよ。
甘いに甘いを合わせてんじゃねぇっての。
太るぞ、いいのか?
お前が太らないように半分食ってやったんだ、有り難いだろ?」

え、瀬田君、なんて言い草。

「え~? そうなの?
これって優しさ……?」

立花さんは半分にかじられたパンを見つめながら、小首をかしげた。
でも普通に食べ始めた。

それも、間接キスだよね……?

「ね? 面白いでしょう?」

隣の鈴木さんはくすくす笑っている。

「えっと、なんて言ったら良いのか……」