海色の恋、甘い時間

「美空、瀬田君!
来たわよ!
今日はゲスト連れてきたの!」

わ、鈴木さん、そんな、よそのクラスに堂々と……。
鈴木さんの声に、クラス中の視線が一斉に入口のわたしに注がれた。

「あ、桃瀬さん!
お久しぶりだねぇ、新年明けましておめでとう。
ゲストって、桃瀬さん?」

のんびりとした立花さんの声が、わたしにかかる。
いつまでもここに立っているわけにもいかないので、わたしも5組の教室に入ることにした。