海色の恋、甘い時間

じゃあ桃瀬さん、借りてくわね。
と、鈴木さんは自分のお弁当を手に、わたしを促した。

わたしは準備しかけた自分のお弁当を慌ててまたしまうと、入口で待ってくれている鈴木さんに続いて教室を後にした。

「鈴木さん、どこ行くの?」

「5組よ。
青葉さんと一緒にいられなくて、桃瀬さん寂しそうだし。
あそこは面白いもの、見れるわよ?」

「立花さんのとこ?
ああでもわたし、他のクラスに入ってお昼って、したことなくて……」

「大丈夫大丈夫!
あそこ、わたしの第二の教室だから」

……。
わぁ、やっぱり鈴木さんは強いなぁ。