海色の恋、甘い時間

始業式は終わって、教室に戻ってきた。
うみちゃんはその時も一人で行ってしまって、気にした鈴木さんがわたしについて来てくれた。

結局、始業式前に黄原君からは何も聞けなかった。

鈴木さんの畳み掛けるような言葉を、のらりくらりと交わしていた。
鈴木さんも凄かったけど、かわし続ける黄原君も凄かった。

「鈴木さんって、言いたいこと言えて、かっこいいね」

「そう?
あ、逆に言いすぎて引かれる事があるのよ。
ちょっと注意しないとね」

鈴木さんは笑っている。