海色の恋、甘い時間

「いいな?
何言ってるのよ桃瀬さん!
いいことなんてないわよ、黄原君が青葉さん怒らせてんだよ?

さぁ、問い詰めてやるんだから」

わたしの言葉が足りなくて、鈴木さんを何やら、さっきよりも焚きつけてしまったようだ。
わたしも2人に何があったのか気になるけど、そんなに黄原君を追い詰めなくても……。

「あ、はは……。
いやぁ、まぁ……」

前を歩く黄原くんははぐらかしながら、少し歩調を早めた。