「いいなぁ、黄原君と青葉さん。
爽やかだし、ほんっとにお似合い。
あ~、あたしも彼氏ゲットして、お似合いカップルになりたい!」

隣の女子が羨ましそうに2人を見やって、それから移動先の教室に入って行った。
わたしもその後に続きながら、決意を新たにした。

もう、いいなって人を羨ましがることばかり、しない。
自分なりに、学校も恋も、楽しむし頑張るんだ。

大事な決意を胸に、わたしはしっかりとした足取りで教室内へと歩を勧めた。

-END-