ヒーロー女子



私の頭を撫でる先輩。



この手はもうあの人のものなのかな…


もしそうなら最後の意地悪くらい許してね。




頭に乗っている手を退かし、つま先立ちをして触れるだけのキスをする。





「…え……?」



「私、雅先輩が好きです。雅先輩に彼女いるの知ってます。でも最後の意地悪くらい許してくださいね。」





スーッといきを吸って…





「雅先輩が…雅が好きです。


私の名前を呼んでくれる雅が好き。

私を撫でてくれる雅が好き。

私を見て笑う雅が好き。

私の事考えて泣く優しい雅が好き。

私を受け止めてくれる雅が好き。



雅が好きなの…大好きなの。

雅の声、腕、手…全部、全部私だけのものにしたいくらい好きなの…!



雅が好きなの…

だから離れないで…

どこにも行かないで…私のそばにいてっ…

他の誰のところにも行かないで…!」