ヒーロー女子




「雅先輩…来てくれたんですね」





昨日の女の人のことが浮かんだけど頭から消して笑顔を作る。


今は接客中、そう言い聞かせて。





「うん、壱成が行くって言うから俺も来たんだ」



「そうなんですか。あ、座ってくださいニャ、ご主人様」



「うん…って近くない?」



「そうですかニャ?嫌ですか…ニャ?」





知ってる人ましてや好きな人に上目遣いをやるなんてものすごく恥ずかしい。





「ど、どうしたの。風ちゃん」



「ニャにがですかニャ?ご主人様」



「いや…近いよ」



「だって…渡ご主人様が大好きニャんです…近くにいたいと思うのは当たり前ですニャ」



「え、もしかして俺当たった?」



「そうですニャ。さ、ご主人様ご注文はニャににしますかニャ?」