ヒーロー女子




聞いたこともないような甘ったるい声を出す草川さん。


いつもテキパキしてるからなんていうか…意外。





「む、むりだよ!そんな声出せないよ!」


「そう…?じゃあ特訓ね!夜またいつもみたいに電話するから!」





それだけ言うと光の速さで帰っていった。





「うそぉ・・・」





誰もいなくなった教室にポツンと1人いる私。





「・・・・・・帰ろ」





独り言を漏らしてから教室の電気を消して出る。


廊下には私の足音だけが響く。