ヒーロー女子




後ろに並んでいた女の子たちが言い出す。





「それは小林先輩の隣にいる子。可愛いでしょ?小林先輩の隣の隣はこの子だけのものなの。もちろん隣だけじゃなくて先輩自身もこの子だけのもの。

だからあなたたちは指一本触れちゃダメ」


「そんなのあなたに決められる筋合いないわよ!」


「そうだね。でも言うのは自由でしょ?決めるのは小林先輩」





そう言うと女の子たちは言葉に詰まる。





「ねぇ、あなた達は想うだけで幸せ?想ってほしくはないの?

想ってほしいのなら小林先輩はもう諦めて。その代わり私が紹介してあげる。


――――まずは三木さん。あなたから」





呼ばれて肩が上がる三木さん。





「あなたの好きなタイプはS系男子。合ってる?」


「は…はい」