途切れ途切れながらお礼を言われる。 初めて発した女の子の声は少し高めの声でその子にすごく合ってた。 ハンカチを次から次へと溢れてくる涙にあててやっと止まったのかこっちを見上げた。 「あなた…矢咲さん?」 私の名前しってるんだ。 「うん。そうだよ。あなたは?」 「私は、早川音羽(はやかわ おとは)。一応矢咲さんと同じクラスだよ」 同じクラスだったんだ。 どおりで名前を知ってるわけだ。 「そっか。ごめん、知らなくて」