自殺列車

「お前がいなければこんなことにはならなかった!!」


「ごめんなさい! 怒らないで! お母さん!!」


あたしはそう言い、自分で自分の体を抱きしめた。


こうする以外あたしを助けてくれる人なんていないから。


あたしは母親に暴力を振るわれえるたび、自分の体を抱きしめて来た。


大丈夫。


大丈夫だからね。


自分自身に、そう言い聞かせてきたんだ。


「お前は死ぬまでこの部屋に入ってろ!!」


そう言うと、母親はあたしを更に狭い部屋へと押し込んだ。


部屋の上についている小さな窓は開け放たれ、そこから雪が入って来る。


あぁ、今は冬なんだ……。


テレビはもちろん、カレンダーを見る事もないあたしは外の風で四季を感じていた。


真っ暗で狭い部屋の中、あたしは膝を抱えて震えていたんだ。


「寒い……寒いよ……お願いお母さん、窓を閉めて……」


小さな声で呟き、震えても誰にも声は届かなかった。