「もう!待ってください!」
「なんでそんな早いの…」
鬼ごっこのように走り回った私たち。
だってミン君が逃げるから。
「逃げなくてもいいじゃないですかー!」
「だってお前といるとろくな事ない」
「ひどっ!!」
ミン君のこういう対応にも慣れてきた。
今では自然な笑顔も見れるようになってきた。(ときたま。ほんとにときたま。)
「今日はなに」
「特に。オッパに会いに来ただけです」
「はぁ…お前それ以外することないわけ?」
「これが最優先です!」
「俺これから学校なんだけど?」
「じゃあ一緒に行きましょ!」
「勝手にすれば?」
こうやって呆れながらも一緒に行ってくれるミン君はなんだかんだ言って優しいんだ。

