──半年前──
「あ、あの!イ・ミンヒョク先輩!」
ちょうど家から出てくるミン君に声をかけた私。
「誰?」
「あ、今年から同じ大学に通うことになった華崎結苺です!」
「日本人なの?」
⚠韓国語で話しています。
私の名前を聞いて少し驚いたように私を見つめるミン君。
「はい!ちょっと訳あってこっちに越してきました!」
「そうなんだ。で、何か用?」
さも興味なさそうに聞いてくるミン君に心が折れそうになりながらも、精一杯答えた。
「大学でダンスしてる先輩を見て一目惚れしました!!すぐに付き合ってくださいとは言わないので、友達になってください!」
少しの間があくと、ふっと笑ったミン君。
その顔に見とれてしまった。
「へぇ、俺に惚れたの?」
「…へ?」
想像してたのと違うミン君のニヒルな笑顔。
「でもごめんね。俺、君みたいなちんちくりんタイプじゃない」
はい、終わりました私の初恋。
でもここで終わらないのが私。
「だから付き合ってくださいとは言ってない!友達になってくださいーー!」
そう来ると思わなかったのか目を丸くするミン君。
すると突然ぷっと吹き出した。
さっきとは違う純粋な笑顔に見えた。
「勝手にしたら?」
そんな笑顔に私は完璧にハマってしまったのだった。
「あ、あの!イ・ミンヒョク先輩!」
ちょうど家から出てくるミン君に声をかけた私。
「誰?」
「あ、今年から同じ大学に通うことになった華崎結苺です!」
「日本人なの?」
⚠韓国語で話しています。
私の名前を聞いて少し驚いたように私を見つめるミン君。
「はい!ちょっと訳あってこっちに越してきました!」
「そうなんだ。で、何か用?」
さも興味なさそうに聞いてくるミン君に心が折れそうになりながらも、精一杯答えた。
「大学でダンスしてる先輩を見て一目惚れしました!!すぐに付き合ってくださいとは言わないので、友達になってください!」
少しの間があくと、ふっと笑ったミン君。
その顔に見とれてしまった。
「へぇ、俺に惚れたの?」
「…へ?」
想像してたのと違うミン君のニヒルな笑顔。
「でもごめんね。俺、君みたいなちんちくりんタイプじゃない」
はい、終わりました私の初恋。
でもここで終わらないのが私。
「だから付き合ってくださいとは言ってない!友達になってくださいーー!」
そう来ると思わなかったのか目を丸くするミン君。
すると突然ぷっと吹き出した。
さっきとは違う純粋な笑顔に見えた。
「勝手にしたら?」
そんな笑顔に私は完璧にハマってしまったのだった。

