正輝くんは、私の手を握って


図書室に向かった。


「なんで泣いてるんだよ。泣き止め」


そういうとずっと泣き止むまで


背中をさすってくれた。


「なぜ泣いた?」


「正輝くんは、美月ちゃんと

付き合ってるの?」