私の彼氏が、大きな事故にあって、かえらぬ人になってしまったの…
遺体の損傷が激しかったらしく、家族以外に彼女の私も呼ばれたわ。
事故で車が大炎上したんだって。
その車に乗ってた人は逃げた後だったから助かったらしいけど、彼氏は逃げ遅れたみたい。
遺体はまっ黒焦げだったわ。
家族もわからなかったみたいなの。
けど、私はすぐにわかったわ。
ペアネックレスを彼が握っていたんだもの。
.............................
俺は事故に巻き込まれ、歩道と車の間に挟まって動けなかった。
足元が熱い。
周りの声を聞く限り、漏れたガソリンに引火したらしい。
あぁ、アイツとデートの約束してたんだけどなー……
血が流れ過ぎたのか、身体の感覚がほとんど無かった。
「好きだ……ユリ……」
ペアネックレスを握りしめた瞬間、
俺の視界は真っ白になった。
【みいつけた♪連れていってあげるね!】
最期に聞こえたのは、幻聴だろうか………
遺体の損傷が激しかったらしく、家族以外に彼女の私も呼ばれたわ。
事故で車が大炎上したんだって。
その車に乗ってた人は逃げた後だったから助かったらしいけど、彼氏は逃げ遅れたみたい。
遺体はまっ黒焦げだったわ。
家族もわからなかったみたいなの。
けど、私はすぐにわかったわ。
ペアネックレスを彼が握っていたんだもの。
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俺は事故に巻き込まれ、歩道と車の間に挟まって動けなかった。
足元が熱い。
周りの声を聞く限り、漏れたガソリンに引火したらしい。
あぁ、アイツとデートの約束してたんだけどなー……
血が流れ過ぎたのか、身体の感覚がほとんど無かった。
「好きだ……ユリ……」
ペアネックレスを握りしめた瞬間、
俺の視界は真っ白になった。
【みいつけた♪連れていってあげるね!】
最期に聞こえたのは、幻聴だろうか………