何度も傷ついて そんな自分を守る為に作り上げられた 今の龍太 「龍太 あたし好きな人に告白するね」 あたしは龍太を救ってあげたいと思った 龍太があたしを好きとか嫌いとか そんなのどーでもよくなった ただこんなに傷ついてる龍太をほっとけなかった 「…………えっ…………いつ?」 「……。」 あたしは答えなかった あたしは顔を上げず さっき落ちたアメを全部拾い集めて 袋に戻した