「いつまでも友達やってたって
彼女にはなれないんだよ?」
うっ……ごもっともです…
でも龍太に好きになってもらわないと
意味ないんだもん
「まあ、でも向こうから連絡してきたって
ことは脈ありかもね」
「ほんとですか!加奈さん!」
「まあ、頑張ってきなさい!
当たって砕けろ!だよ」
「ありがと、加奈!」
「てかそのいっぱいのアメ持って
どーする気?」
あたしの手には
龍太に会うたびにあげていたアメがいっぱい入った袋を持っていた
「あ、これね
今日が最後になるかもしれないから
全部あげるの♪」
あたしがそう言うと加奈は苦笑いした

