「え?なんて?」
神崎には聞こえなかったみたいだった
いや、俺がわざと聞こえないくらい小さい声で言った
俺の気持ちを知ったら神崎が困ると思ったからだ
「簡単だよ
そのメールを止めればいいんじゃん」
あの時なんでアドバイスなんかしたのか分からない
でもそうすることで龍太が動くことは分かってる
俺は龍太が考えてることが分かる
何年一緒にいると思ってるんだよ
そう生まれた時から俺たちはずっと一緒だ
つまり龍太は俺の双子の兄だ
まあ、学校で知ってるやつはあんまいないんだけどな
別に隠してるわけじゃなくて、
俺らは二卵性の双子だからあんま似てない
ちなみに神崎はこのことを知ってる
俺が去年教えた

