そして、放課後。
僕は、手紙の通りに体育館裏に行った。
でも、体育館裏には、誰もいなかった。
「う~ん、イタズラだったのかな?でも、本当だったらいけないから待ってみよ」
そして、僕は、数分待つことにした。
数分後。
「やっぱり、イタズラかな。もう、帰ろっと。」
と帰ろうとしてたら誰かが走ってきた。
そして、
「ハァ、ハァ、すみません‼待たせてしまって‼」
「えっ、いや、別に大丈夫だよ?ねぇ、君が僕に手紙をくれた人?」
「はい!」
「えっ、何で君が僕に手紙をくれるの!?」
その人の顔を見て僕は驚いた。そう、僕に手紙をくれた人は、学園一のイケメンと言われている桜田紫音君だった。そんな人が僕に手紙をくれるってどんな話なんだろう!?とても、怖くなってきた。
「先輩、初めまして。1年A組の桜田紫音です。」
にかっと笑いながら桜田君は、自己紹介をしてくれた。
「あっ、えっと、僕は、2年A組の雨音陸です。それで、桜田君、話って何かな?」
「あー、話はですね。その‥えっと…」
と何か言いにくそうにしていた。
「えっと、桜田君?言いにくいなら無理して言わなくても良いよ?」
話の内容は、気になるけど無理して言わせるのは良くないと思った。でも、桜田君は
「いえ、先輩。大丈夫です。えっと、話はですね‥」
「うん、何?」
少し間をあけて、桜田君は
「先輩、好きです。付き合ってください‼」
「えっ、何で僕なの!?」