涙味CANDY

コクンと小さく頷いた。

現実に怯える私の、精一杯の返事だった。

「もう大丈夫だからな。」

彼は温かい手で私の頭を撫でた。

タバコ臭い服は、私の涙でびちゃびちゃだ。

「……うぅ……ひっく…」

止まらない涙を、彼は拭い続けた。