涙味CANDY

寒い。

彼女達が居なくなったのを確認してトイレを出た。

目の前にあった大きな鏡。

映し出したボロボロな私。

気がついていた。

かなり前から気がついていた。

見て見ぬフリをして。顔を逸らして。

こんな醜い私を見ていられなくて。

でも、見てしまっては、現実を見るしか無かった。