涙味CANDY

それでも、色々あって、母は仕事を変え、生活をやり直し、お姉ちゃんは、素敵な人と出会って幸せに暮らしている。

全てがハッピーエンドに思えた。

が、現実は違った。

高校生になって、一人暮らしをしている私の元に現れた父。

お姉ちゃんと母の生活を壊してほしくは無かった。

幸せになれないのは、私だけでいい。

いつ、お姉ちゃんの前に現れるか分からない最低野郎から、私はお姉ちゃんを守りたい。