猫柳の咲く季節に




「…混んでるね」


「だな…、別のとこ行く?」


「ううん 、多分、他のところも混んでると思うから…」


それもそうか、と納得する入谷くん。


「よし!ここにしよう !待ち時間長いけど、待てるか?永瀬」


「私は大丈夫だよ」


「そっか」


2人でそのまま最後尾に並ぶ。


そこに居た、エプロンの先輩は入谷くんの知り合いだったようで、挨拶をかわしている。


「それにしても、 入谷って彼女いるんだな」


先輩が言う。


入谷くんの顔を見たら、困ったような表情をしていた。