猫柳の咲く季節に




「……で、話したいことってなに?」


希美ちゃんが笑顔で問う。


「…昨日のこと、謝りたくて」


「昨日のこと…?」


希美ちゃんは、首を傾げた。


「ほら、私が冗談に対してムキになっちゃったから…」


「あー、あれね」


希美ちゃんが空をぼんやりと見ながらそう言った。


ゆっくりと、沈黙が流れる。


「その…ごめんね」


私が謝ると、冷たい目だけをこちらに向けた。


そして、たちまちにこっと笑う。