猫柳の咲く季節に



それが影響して、受験に関わってきたりしたら、私のせい。


永瀬さんがあの笑顔を取り戻せるように、私も何かしてあげたい。


そのために、できることといったらなんだろう。


きっと、簡単なことだ。


私が学校に行けばいい。


たったそれだけのことなのに、その小さな勇気が出てこない。


怖いんだ、人の目が。


私のすべてを見透かしているような、鋭い目が。


どうしたら、どうしたらいい…?


過去にはもう、戻れないのに。