猫柳の咲く季節に



だけど、新山さんはやっぱりこの空間がいやなようで、ついに行動に出た。


それは、離婚。


ある日、リビングへと起きてくると、枠の中が全てきっちりと埋められた、離婚届が置いてあった。


最後の挨拶もなしに、突然。


そっか、私は新山さんにとって、たいしたことない存在だったってことか。


新山さんにも必要とされていなかったんだ。


そう考えると、全てがどうでもよくなって、学校へ行くのをやめた。


どうせ、私のことなんて、何とも思ってないんだ。


誰1人として。


だったら、もうなんでもいいや。


強くならなくてもいい。


お兄ちゃんという光をより照らしてあげられるような、強い影になろう。


私がだめで最低な人間なら、お兄ちゃんはもっと輝いていく。


それでいい、それでいいんだ。