「私がね、希美ちゃんのことをもっとちゃんと見てあげてって言っちゃったからだ…」 やっぱり、あんなことしなきゃよかった。 「それは違うよ、しおり」 「え…?」 希美ちゃんも、箸を置いた。 「しおりのせいなんかじゃないよ。悪いのは、ちょっと気持ちの整理がつかなかった私」 えへっ、と無理に笑った希美ちゃんは、本当に悲しそうに見えた。