猫柳の咲く季節に




そのまま笑い転げる私に硬く握った手を、私の頭にコツンとぶつけた。


「…痛ぁ」


頭をおさえ、柏木くんをちょっとだけ睨んだ。


「永瀬さん、笑いすぎ」


私は頭に置いた手を、ゆっくりと下ろした。


「私、そんなに笑ってた?」


「うん、傷つくくらいに」


そう言って、泣き真似をする柏木くん。