猫柳の咲く季節に



そのとき、ふと何かが頭をよぎる。


………あっ!


それは、今日がシオの世話担当だということ。


やばい!


すぐにそう思った。


「あの、希美ちゃん…!」


「ん、どしたー?」


「用事あったこと思い出したんだ。今すぐ行かないと…!」


にゃー、と寂しげに鳴く、シオの姿が目に浮かぶ。


ごめんね、シオ…!


想像の中のシオに必死に謝る。