「だから今は、友だち以上の、大切な存在だと思ってるよ」 「……っ!」 メガネの奥からも、ほほえみが溢れ出しているようなその表情で、これ以上とない、私にとって最上級の言葉を並べた。 「ははっ、恥ずかしいね」 顔を真っ赤にして、はにかんだ。 「…私も、恥ずかしいよ」 ひざの上の私の手を包む、柏木くんの手のひらから、熱が身体中に伝わって、一気に上昇していく。