ああ、真凛は本当にいい子だ。 他人のことだっていうのに、 こんな悲しそうな顔をして。 「ありがと。 もー、真凛がそんな顔する必要ないって! ほら、1時間目体育なんだから、 早く着替えて外行くよ!」 「うん…」 なぜだか私が真凛を励ましながら、 私たちは更衣室へ向かった。 秋になると、 来たるマラソン大会の為、 体育の授業は毎年持久走を行っている。 今日から授業はその持久走をやるらしい。 クラスメイトのそんな会話が聞こえた。 持久走は、私が大嫌いなヤツだ。