花の女子高生にまな板はないわよねぇ?



「…身代金はどこに用意すればいいんだ」

「えっ、あ…あぁ。えーっと」



ごめん、本当にごめん、流石に可哀想。

なんかごめん、あの時お風呂場いなきゃよかったね、とか考えちゃう。



「とりあえず…川に流せ!アタッシュケースに入れて、警察署付近の川に!」

「…此処等に川はないぞ?」

「!?!? じゃ、じゃあ…◇△公園の付近の川に…」



それってここから数メートルはあるじゃん。

流石に怪しくなってきたのか、電話越しから…悪戯じゃないのか?とか、私の声を聞かせろ!とか。

あ、最後の 私の声を聞かせろ! は多分お母さんの声だと思うな。