「静花って男のくせに花に詳しいんだぜ~w」


「すぐ泣くし!弱くせ~」


“やーいやーい!”などと言いながら同級生男子5人組が公園で砂のお城を作っている私と静花にちょっかいを出している


小学3年生の静花はまだ体も小さくていつも私の後ろに付いてきていた


そんな静花は目に涙を溜めている


「お前ら五月蝿い!どっか行け!お兄ちゃんにお前らのことチクるぞ!」


「な!こ、怖くねーよ!でも今日の所は見逃してやる!」


私は当時、5歳年が離れた中学生のお兄ちゃんをいつもダシに使っていた